【ベルリン共同】スロベニアのゴロブ首相は7月31日、パレスチナ自治区ガザでの人道危機を理由に、イスラエルとの武器や兵器の取引を禁止すると発表した。欧州諸国で初めてとしている。欧州メディアが伝えた。
スロベニア政府は、欧州連合(EU)が加盟国間の意見対立で具体的な措置を講じることができないため単独で行動すると強調。既に2023年10月のガザ戦闘開始以降、イスラエルへの軍事装備の輸出許可を発行していないと明らかにした。
スロベニアは昨年6月にパレスチナを国家承認。今年7月にはパレスチナ人への暴力をあおったとして、イスラエルの極右2閣僚の入国を禁止したと発表していた。