記者会見する立憲民主党の野田代表=1日午前、国会

 立憲民主党の野田佳彦代表は1日の記者会見で、石破内閣不信任決議案を巡り、参院選結果の総括を優先すべきだとして、5日までの臨時国会中の提出に慎重な考えを示した。「対決姿勢は秋でもいい。きちんと総括し、戦う準備をして勝ちにいくことが大事だ」と述べた。

 不信任案に関し「今は選挙の総括を行っている最中だ。途中で放り投げて不信任案を出すのがいいのか」と指摘。提出に当たっては「予算委員会での答弁や、ガソリン税に関する合意事項を誠実に履行するかどうかなどを含め、総合的な判断が必要だ」と語った。

 石破茂首相が続投に意欲を示していることについて「石破政権ノーが民意だ」などと批判した。