1日、ガザ地区に空中投下される支援物資=イスラエル側から撮影(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ連邦軍は1日、パレスチナ自治区ガザの人道危機に対応するため、航空機を使い支援物資の空中投下を始めた。最初の2度の飛行で食料や医薬品など計14トンを投下した。

 メルツ首相が先月28日、ヨルダンの協力を受けながら空中投下を行う方針を発表していた。イスラエルメディアによると、ヨルダンとアラブ首長国連邦(UAE)、フランス、スペインもガザへの物資の空中投下を実施している。

 DPA通信によると、ドイツのワーデフール外相は1日、ヨルダン川西岸を訪問。パレスチナ人住民に対するユダヤ人入植者の暴力行為が激化しているとして「犯罪でテロだ」と非難した。