記者会見する参政党の神谷代表=1日午後、国会

 参政党の神谷宗幣代表は1日の記者会見で、7月に神奈川新聞(横浜市)記者の会見出席を、過去の妨害行為を理由として認めなかった対応に関し「謝罪する気は全くない」と述べた。同社は記者が不当に「排除」されたと抗議している。この日の会見に出席が認められた神奈川新聞記者が「知る権利を奪われた」と質問し、答えた。

 神谷氏は、記者が参院選期間中に、参政の街頭演説などを妨害する人たちと「一緒に大きな声を上げるなどしていた」と主張した。

 神奈川新聞の記者が反論しようとすると、党側は質問の回数は限られているとして遮った。神谷氏は「聴衆の知る権利が侵されたとわれわれは判断している」と語った。

 会見の終了間際に神谷氏は、改めて一連の問題に触れ、演説を聴くことを妨害する自由は誰にもないと発言。こういう行為が続くなら「法律を作って規制をかけなければいけない」と強調した。

 参政は今後、会見に出席する各記者に事前登録を求めると説明。会見のルールを順守する限り、参加は原則拒否しないとした。