富山県氷見市上空を飛行する航空自衛隊の「ブルーインパルス」。能登半島地震の被災者を元気づけようと実施された=2日正午
 富山県氷見市上空を飛行する航空自衛隊の「ブルーインパルス」。能登半島地震の被災者を元気づけようと実施された=2日午後

 能登半島地震の被災者を元気づけようと、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が2日、富山県氷見市上空を飛行した。同市は建物の倒壊や液状化の被害に見舞われ、今も爪痕が残る。住民らは、力強く青空をかける機体と夏の富山湾との共演を楽しんだ。

 毎年夏に開催される「ひみまつり」に合わせて実施された。正午ごろ、祭り会場の上空に隊列を組んだ6機が登場。白いスモークで青空にハートや8の字を描くと歓声がわいた。

 同県高岡市から訪れた小学4年の島田凌玖さん(10)は「初めて見たけどかっこよかった」と笑顔。一緒に訪れた祖母の君子さん(73)は「元気が出た。復興が早く進めば」と願った。