米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議する人たち=2日午後、沖縄県名護市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議する集会が2日、移設工事現場に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開かれた。工事の本格着手から20日で1年となるのを前に、住民や国会議員ら約600人(主催者発表)が「新基地建設反対」と訴えた。集会は51回目となった。

 強い日差しの中、7月の参院選で初当選した無所属の高良沙哉氏も参加。「辺野古をはじめ、根深い基地問題の声を(国に)伝えていく」と訴え、参加者から拍手が起きた。主催した「オール沖縄会議」の稲嶺進共同代表は「闘いはまだ続く。へこたれず、力を合わせていく」と語った。