不信任決議可決による失職に伴う沖縄県石垣市長選が10日告示され、いずれも無所属で、新人の元市議砥板芳行氏(55)、出直し選に臨む前職中山義隆氏(58)=自民、公明推薦=の2人が届け出た。投開票は17日。

 市が6月定例会に提出した専決処分の議案を巡り、執行部による決裁の日付の改ざんや虚偽答弁が発覚し、市議会は中山氏への不信任決議を可決。自民党会派の大半も賛成していた。自民は中山氏を推薦した対応との整合性を問われそうだ。

 砥板氏は街頭演説で「民主主義を踏みにじる今の市政をこのまま継続させてはならない」と訴えた。

 中山氏は出陣式で4期15年の実績をアピールした。