チクングニア熱感染防止措置を呼びかける印刷物=6日、中国広東省広州市の病院(共同)

 【広州共同】中国広東省の保健当局は10日、同省で感染が拡大しているチクングニア熱について、3〜9日までの1週間で新たな感染者が1387人確認されたと発表した。同省のこれまでの発表に基づくと、今年の感染者は計約9100人。死者はいない。

 チクングニア熱は蚊が媒介する熱帯病。日本の厚生労働省によると、発熱や関節痛、発疹などの症状が出るが、死に至ることはまれだという。

 流行の中心地は広東省仏山市で、新たな感染者の大半に当たる1212人の感染が確認された。