坂口路歩選手の適時打に歓声を上げる父の輝光さん(右)と祖父の清貴さん=11日午前10時33分、兵庫県西宮市、甲子園球場
2点打を放つ坂口路歩選手

 兵庫県西宮市の甲子園球場で11日に行われた全国高校野球選手権大会の1回戦で日大山形(山形)を6-3で破り、16年ぶりに初戦を突破した県岐阜商。創部101年目を迎える伝統校で4番を張るのは、親子3世代で県岐阜商硬式野球部の3年坂口路歩(ろあ)選手だ。一塁側のアルプススタンドでは、祖父・清貴さん(73)と父・輝光さん(43)が大舞台で躍動する坂口選手の勇姿を目に焼きつけた。

 清貴さんは1969年春の選抜大会(センバツ)に投手として出場。前監督の鍛治舎巧さんがエースナンバーを付け、...