県岐阜商×東海大熊本星翔=5回表、2点二塁打を放ち笑顔を見せる県岐阜商・内山=甲子園

 第107回全国高校野球選手権第10日は15日、甲子園で2回戦4試合を行い、県岐阜商が東海大熊本星翔を4―3で下し、16年ぶりに夏ベスト16に駒を進めた。県勢の夏ベスト16は2019年の中京以来6年ぶり。

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 自慢の打線は、低目のカーブ、ストレートと打者ごとに球を絞って毎回安打を放ちながら攻めきれず、四回まで無得点。

 だが、五回に2死から駒瀬陽尊、稲熊桜史が連打。3番内山元太が右越え2点二塁打を放ち、逆転。4番坂口路歩も中前適時打で続き、この回3点を挙げた。

 先発の2年生エース柴田蒼亮は、立ち上がりから修正力の高さをみせ、前回課題だったストレートで押し、無安打で抑えていたが、四球が多く、三回に四球の走者を三塁まで進められ、暴投で先制された。

 五回にはストレートをはじき返され2安打で1失点。七回には適時三塁打を放たれ、同点とされた。

 県岐阜商は同点とされた直後の八回、2死から柴田の左前打、四球で一、二塁とし、1番駒瀬の右前適時打で勝ち越した。

 柴田は終盤、毎回走者を出しながらも粘り強く投げぬき、反撃を退けた。

 県岐阜商は大会第12日の17日3回戦第4試合で明豊(大分)と対戦する。