閣議に出席したトランプ米大統領=26日、ワシントン(ゲッティ=共同)
 ロシアのプーチン大統領(左)とトランプ米大統領=15日、米アラスカ州(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は26日、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの戦闘終結に合意しなければ、経済制裁を科す用意があると明言した。具体的な内容や時期は示さなかった。ウクライナのゼレンスキー大統領の「正当性」を否定するロシアの主張を巡っては「たわごとだ」と切り捨てた。ホワイトハウスで記者団に述べた。

 トランプ氏はゼレンスキー氏との首脳会談に否定的なプーチン氏にいら立ちを募らせ圧力を強めている。「われわれには経済制裁がある。経済戦争になればロシアに悪い結果をもたらす」と述べた。

 プーチン氏とゼレンスキー氏を同時に説得するのに苦労していると述べ、仲介の難しさを吐露する場面もあった。