ロシアのプーチン大統領=モスクワ(ロイター=共同)
 映画「クレムリンの魔術師」の一場面(Carole Bethuel(C)Curiosa Films―Gaumont、ベネチア国際映画祭提供・共同)

 【モスクワ共同】27日に開幕した世界三大映画祭の一つ、第82回ベネチア国際映画祭で、ロシアのプーチン大統領を政治演出家の視点から描いた映画「クレムリンの魔術師」が初公開されることになった。ロシアのペスコフ大統領報道官は28日、プーチン氏が映画のテーマになったことについて「世界で最も成功した指導者の一人で、彼への関心は当然のことだ」と語った。

 映画ではソ連崩壊後の1990年代の混乱期に芸術家からテレビプロデューサーに転身した男性が、プーチン氏の演出家となり権力の中枢で活動する姿が描かれる。英俳優ジュード・ロウさんがプーチン氏役を演じ、監督はフランスのオリビエ・アサイヤス氏。