減胎手術について記者会見する諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長=29日午後、名古屋市

 不妊治療に伴って起きやすい多胎妊娠の際、子宮内で胎児の数を減らす「減胎手術」を大阪大病院が開始したことを受け、全国で初めて実施を公表した長野県の諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長(83)が29日、名古屋市で会見を開き、多胎妊娠は母子に身体的リスクを伴うことなどから「(減胎は)患者のため、医師として当然の医療行為だ」と理解を訴えた。

 クリニックでは1986年から1600例以上の手術を実施。不妊治療や胎児診断が普及したことから、現在も根強いニーズがあるという。

 根津氏は、多胎や胎児の診断結果を理由に、減胎が簡単に中絶できる手段になってはいけないと指摘した。