沖縄県庁

 沖縄県は2日、県内のホテルや旅館の宿泊客に課す宿泊税の導入に向け、9月定例県議会に提出する条例案を発表した。宿泊料の一律2%を徴収する「定率制」を採用し、1人1泊につき2千円を上限とする。2026年度中の開始を目指す。

 県によると、都道府県単位で定率制の宿泊税を導入するのは全国で初めて。修学旅行生と引率者のほか、部活動などに伴う宿泊では徴収しない計画だ。

 税収は年間約78億円を見込む。県と市町村の配分割合は、独自の宿泊税導入を検討する石垣市や恩納村など計5市町村は2対3、その他は1対1とする方向で調整する。