昼下がり、日焼けした子どもたちが財布片手にやって来る。駄菓子を山盛り、かごに入れ、くじに興じる。岐阜県土岐市土岐津町の「かえで商店」は70年以上にわたり、子どものプチぜいたくな社交場であり続ける。

ショーケースいっぱいに駄菓子が並ぶ店内=土岐市土岐津町土岐口、かえで商店(撮影・堀尚人)

 店主・楓安夫さん(78)の父、満寿雄さんが戦後に戦地から戻って創業。製陶業が盛んな土地柄、午前と午後の1日2回の...