【ワシントン共同】トランプ米大統領は15日までに、自身に近い保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件を巡り「過激な左派」に責任があると一方的に主張し、左派への「大規模な調査を始めた」と述べた。米メディアが伝えた。具体的な内容は明らかになっていないが、左派や、左派を支持基盤とする野党民主党への締め付けを強化する可能性がある。

 トランプ氏は15日、ホワイトハウスで記者団に「極左はとてつもない暴力を引き起こしている。彼らはわれわれの国を憎んでいる」と強調した。

 6月に中西部ミネソタ州で民主党の州議会議員が射殺された事件も政治的な動機とされるが、トランプ氏は記者から見解を問われ「極左はより大規模に暴力を振るっているように見える」と根拠を示さずに訴えた。

 バンス副大統領は15日、カーク氏が運営していたポッドキャストのトーク番組に司会役として出演。急進左派の活動拡大が事件の一因になったと決めつけた上で「この活動を解体し、どうやって真の団結を実現するかを話し合う」と述べた。