りそな銀行子会社のりそな不動産投資顧問(東京)は16日、経済的に困窮して家を借りるのが困難なひとり親家庭に、相場より安い賃料で住宅を提供することを目的としたファンドを組成すると発表した。10月下旬にも名古屋市で資産規模約10億円の共同住宅を取得し、貸し出しを開始。家賃の上昇や公営住宅の減少など環境が厳しくなる中、経済的自立を促す。
ひとり親家庭向けの住宅を扱うLivEQuality(リブクオリティー)大家さん(名古屋市)と連携し、社会貢献に関心のある機関投資家から出資を集める計画。取得する共同住宅のうち約25%の部屋を支援が必要な母子家庭向けに相場の約7〜8割で提供する。