日米外交170周年を記念した日米姉妹都市サミットが16日、大阪府泉佐野市で開かれた。岩手県陸前高田市の佐々木拓市長が登壇。東日本大震災を機に始まった米カリフォルニア州クレセントシティーとの絆の固さを語り、「励ましてもらった関係を知ってもらえたら」と力を込めた。
登壇したのは「かもめ」が結んだ二つの市、と題したセッション。2018年に姉妹都市となった両市の交流は、津波で流された県立高田高の実習用ボートが、震災から2年後の13年にクレセントシティーに漂着したことから始まった。かもめと記された船体は現地の高校生によって清掃され、同校に返還された。