五目並べを競技化した連珠は、日本で誕生し海外に広まったボードゲームだ。近年は外国勢に押され低迷期が続いていたが、8月にチェコで開催された世界選手権で、日本勢として28年ぶりに中山智晴さん(33)=群馬県在住=が優勝した。
連珠は碁盤の上に黒白の碁石を交互に置き、先に縦横斜めのいずれかに五つ並べた方が勝ちになる。世界選手権は1989年に始まり、2年ごとに開かれてきた。今回は中国、エストニアなど八つの国・地域とロシア連珠協会が参加した。
中山さんは「運が味方した。実戦感覚をなくさないよう数多く打って準備したのがよかった」と話す。