国連人権理事会に任命された特別報告者のマルコス・オレリャーナ氏は18日までに、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、米軍基地など軍事施設での汚染が「極めて深刻」とする報告書を公表し、沖縄の基地におけるPFASの検出例にも言及した。軍事活動に起因する有害物質によって悪影響を受ける人を保護するため、国際的な法的枠組みの強化などを各国に勧告した。
特別報告者は国連総会などに報告するため、独立した個人の資格で調査を行う。オレリャーナ氏は昨年11月、沖縄県の招きで県内を訪問し、普天間飛行場(同県宜野湾市)や、移設先である同県名護市の辺野古を付近から視察していた。