石破茂首相が、9月30日〜10月1日の日程で韓国南部・釜山を訪問する方向で調整していることが分かった。複数の日韓関係筋が18日、明らかにした。両首脳の相互往来「シャトル外交」の一環で、李在明大統領と会談する見通し。首相は退陣を表明しているが、シャトル外交と安定した関係の継続を確認したい考えだ。
首相の訪韓は就任以来、初めてとなる。両首脳が8月下旬に東京で会談した際、李氏は次回は韓国の地方都市で会談したいとの意向を伝えていた。
李氏は首相が退陣を表明した後の11日の記者会見で、日本の次期政権とも協力を深めていく基調を維持する考えを示していた。日本政府も両国関係の良好な基調を保つ方針だ。