ロンドンにある英イングランド銀行の建物(ゲッティ=共同)

 【ブリュッセル共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は18日、政策金利を4・0%で維持すると発表した。金利の据え置きは2会合ぶり。インフレ率が高止まりしており、物価高の抑制には高い金利水準を保つ必要があると判断した。

 BOEは2%のインフレ目標を掲げて金融政策を運営している。英国の8月のインフレ率は前年同月比で3・8%と、目標を大きく上回った。食料や飲料の価格上昇が続いている。

 BOEは昨年8月に利下げを開始。今年8月までに計5回実施し、政策金利は5・25%から4・0%に下がった。ただ、物価高の再燃を警戒し、欧州中央銀行(ECB)と比べて緩やかな利下げペースを維持している。