おせち料理の店頭予約受け付けが始まった大阪市阿倍野区の近鉄百貨店本店=19日午前

 関西の百貨店でおせち商戦が本格的に始まった。各社は物価高を受けた節約志向やニーズの多様化に対応し、価格を抑えた少人数用も用意。最大9連休となる年末年始を楽しめるよう、名店の伝統的なおせちに加えて、オードブルやスイーツ重、減塩料理などの変わり種も取りそろえた。

 あべのハルカスに入る近鉄百貨店本店は19日、店頭予約の受け付けを始めた。ペットと一緒に食べられるおせちやキャラクターのお重に入った子ども向け商品も登場。

 大丸梅田店は19日、200食限定で味見用の「おためしおせち」を1080円で販売した。店頭受注は10月1日からで、1万1千円台の2人用などお得感を意識した商品も打ち出し、商戦に臨む。