「グランツール」と称される自転車の欧州三大ロードレースの一つ、ブエルタ・ア・エスパーニャで、14日の最終ステージが、パレスチナ自治区ガザで「ジェノサイド(民族大量虐殺)を行っている」とイスラエルを非難する市民の抗議活動により、打ち切りに追い込まれた。15日にはスペインのサンチェス首相がイスラエルの国際スポーツ大会参加を禁止するよう訴え、波紋を広げている。
AP通信によると、スペイン当局は、同レースへのイスラエルチームの出場を批判する14日のデモに、10万人以上が参加したと明らかにした。マドリードでのコース付近では警察とデモ隊が衝突した。(共同)