災害時の避難所において、ペットとの同行避難を促進するため、環境省がペットとの避難行動をまとめた指針を見直す方針であることが19日、環境省への取材で分かった。能登半島地震では一部の避難所でペットの同行避難を拒否する事例があった。課題を議論するため、10月にも有識者らによる検討会を立ち上げ、本年度内の取りまとめを目指す。

 2011年の東日本大震災で飼い主とはぐれたペットが多く発生したことを受け、環境省は13年にペットとの避難行動をまとめた指針を策定。熊本地震などを受けて18年に改訂した。指針ではペットとの同行避難者を適切に受け入れるよう求めている。