大野泰正被告

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた元参院議員大野泰正被告(66)=旧安倍派(清和政策研究会)=の公判は、25日から2日間、東京地裁で証人尋問が行われる。10日の初公判では、大野被告、元政策秘書の岩田佳子被告(62)ともに無罪を主張。大野被告は派閥から還流された還付金を「預かり金」だったとし、政治資金収支報告書への記載義務がある「寄付金」だと指摘する検察側と真っ向から対立している。岩田被告も還付金が政治団体への「寄付」ではなかったと反論し、...