国連のグテレス事務総長(右)と会談するトランプ米大統領=23日、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】トランプ米大統領は23日、ニューヨークで国連のグテレス事務総長と会談し、ウクライナ情勢などを協議した。冒頭で「米国は国連を100%応援している」と述べ、直前の国連総会一般討論での演説で展開した国連への厳しい批判から一転し、融和ムードを演出した。

 グテレス氏は「われわれは政治的にも財政的にも主たる支援国の米国に依存してきた」と謝意を示した。トランプ氏が各地での和平実現に尽力していると持ち上げ「国連はあなたの思いの通りに、世界の平和に向けて共に取り組む」と語り、連携を呼びかけた。

 トランプ氏は「平和を実現するこの組織の潜在力は非常に大きい」と評価した。