県野生動物管理推進センターの看板を設置する渡辺正信部長(左)と光永徹学部長=岐阜市柳戸、岐阜大

 岐阜県、岐阜大による共同設置のシンクタンク、県野生動物管理推進センターが1日、岐阜市柳戸の同大に開所した。県によると、野生動物の管理を進めるため、県と大学がシンクタンクを学内に共同設置するのは全国初の取り組み。

 センターは野生動物の生息状況や行動を人工知能(AI)、情報通信技術(ICT)を駆使して解析し、県、市町村へデータを提供、獣害対策につなげてもらう。スタッフは動物管理、生態学が専門の大学研究員、事務管理の県職員ら計16人。

 この日は、センターで開所式があり、光永徹応用生物科学部長、渡辺正信県環境生活部長がセンターの看板を設置した。センター長の鈴木正嗣教授は「従来の人、人間生活から野生動物や自然を守る視点と、野生動物から人と人間生活を守るという新たな視点のバランスを取りながら、県の野生動物対策に貢献していく」と意欲を語った。

 センターは、研究対象として主にイノシシやニホンカモシカ、ツキノワグマ、シカを想定。データを得るため県内100カ所の森林にカメラを設置し、広域モニタリングを行っている。