【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は6日、化学物質が入った液体を蒸気化させる電子たばこの喫煙者が2024年までに、世界で推計1億人以上に上ったとの報告書を発表した。青少年も多く成長に悪影響を及ぼす恐れがあると懸念を示した。電子たばこの推計は初めて。
報告書によると15歳以上の喫煙者は8600万人で、男性が5300万人。南北アメリカや欧州の高所得国で多かった。13〜15歳は1470万人で、910万人が男子だった。喫煙者の割合は15歳以上に比べ9倍も高かった。データが乏しく、実際の数はもっと多いとしている。
WHOは有害性を抑えたように販売される電子たばこも全て健康に有害だと強調。