7日の東京外国為替市場で円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=150円70銭を付けた。8月1日以来、約2カ月ぶりの円安ドル高水準となった。緩和的な金融政策を志向するとされる高市早苗氏が自民党総裁に選出されたことで、日銀の早期利上げが難しくなったとの見方が広がり、円売りドル買いが進んだ。
午後5時現在は前日比61銭円安ドル高の1ドル=150円62〜64銭。ユーロは92銭円安ユーロ高の1ユーロ=175円87〜91銭。
市場関係者は「首相指名や与党の連立方針などが見えるまで不安定な値動きが続くだろう」と指摘した。