制作した偽の絵画が日本国内でも複数見つかっているドイツ出身の有名贋作家ウォルフガング・ベルトラッキ氏は7日までに、日本生まれの洋画家、藤田嗣治(1886〜1968年)の作品として「1枚の絵画を描いた」と共同通信の取材に証言した。欧州で販売した後、まだ見つかっていないとしている。
藤田は20世紀前半に芸術の都パリで活動した「エコール・ド・パリ(パリ派)」の芸術家の一人。ベルトラッキ氏はパリを含む欧州各地を転々としていた1980年代から90年代前半ごろ、パリ派の画家の作品として複数の絵を描いたとされる。(キーウ、ベルリン共同)