10日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=152円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比22銭円高ドル安の1ドル=152円84〜86銭。ユーロは76銭円高ユーロ安の1ユーロ=176円95〜99銭。

 自民党の高市早苗総裁が掲げる積極的な財政政策により一段と財政が悪化するとの懸念が根強い一方、公明党が連立政権からの離脱を表明したことで、今後の方向性が見通せず円の売り買いが交錯した。一時、1ドル=152円台前半を付けた。

 市場関係者は「政策の実現性を巡る投資家の思惑から荒い値動きとなる場面もあった」と指摘した。