第10管区海上保安本部(鹿児島)は14日、鹿児島県・奄美大島から西に約385キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、13日早朝から海洋調査を実施していた疑いがある中国船が同日深夜、EEZを出たと発表した。周辺のEEZでは9月下旬以降、同じ調査船の活動が繰り返し確認されていた。

 10管によると、船名は「向陽紅22」。13日午前6時50分ごろ、調査のような動きが見られ、午後10時55分ごろ、東シナ海の日中中間線の中国側に移動した。