京都市右京区の東林院で16日、夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」の試験点灯があった。梵燈は瓦とろうそくを使った明かりで、夕暮れ時の枯れ山水の庭が、ろうそくの穏やかな光に包まれた。
例年、禅語をろうそくなどの明かりで表現。今年は「松老雲自閑」にちなみ、「松」「老」と書かれたあんどんを置き、ろうそくを並べて「雲」「自」「閑」の文字をかたどった。西川玄房住職(86)は「心静かに座って、悠々としたひとときを過ごして」と話した。
夜間特別拝観は17〜26日の午後6〜9時で、拝観料は700円。受け付けは午後8時半まで。