日本新聞協会と在福岡の報道機関が主催する第78回新聞週間「記念の集い」が16日、福岡市で開かれた。同市出身の音楽プロデューサー深町健二郎さん(63)が「音楽都市ふくおかの潜在力」とのテーマで講演し「全国から注目を集めたアーティストがずっと福岡にいたことが、人々のアイデンティティーを支えている」と語った。
学生時代にバンド活動をしていた深町さんは、旅行会社での勤務を経て、野外フェスなど音楽イベントの企画、運営に携わってきた。
講演では、福岡には「博多祇園山笠」など一般の人に開かれた舞台があるとして、われを忘れるほど何かに熱中する「『のぼせもん』の気質が育まれている」と話した。