国立病院機構東海北陸グループは23日、同機構富山病院(富山市)で、入院中の児童が着ていた服がぬれ、乾かそうとしてヘアドライヤーを当て、児童の腹部に中程度のやけどを負わせたとして、40代の女性看護師を停職15日の懲戒処分としたと発表した。看護師は「児童が寝ていて、起こすのが忍びなかった」と話しているという。
機構によると、看護師は7月5日の夜勤中、児童の服に10秒ほどドライヤーを当てたと説明。やけどは既に完治したという。
同僚に、やけどを負わせたと相談し発覚。その後、富山県の調査で「身体的虐待に当たる」と認定された。機構の担当者は「認識不足が要因。再発防止に取り組む」とした。