【ニューヨーク共同】米半導体大手インテルが23日発表した2025年7〜9月期決算は、純損益が40億6300万ドル(約6200億円)の黒字となった。前年同期は減損損失を計上したことが響き166億3900万ドルの赤字だった。コスト削減を背景に、7四半期ぶりに黒字転換した。
売上高は前年同期比3%増の136億5300万ドルだった。パソコン向けを含むクライアントコンピューティング部門の売上高が5%増の約85億ドルと回復したことが寄与した。データセンターと生成人工知能(AI)向け部門の売上高は、1%減の約41億ドル、半導体の受託生産事業の売上高は2%減の約42億ドルだった。
25年10〜12月期については、売上高が128億〜138億ドルになるとの見通しを示した。
7〜9月期は黒字を確保したものの、インテルはAIブームへの乗り遅れが響き不振が続いている。今年8月には米政府から89億ドルの出資を受け入れることで合意。競合の米エヌビディアも9月、インテルに対し50億ドル出資することを発表している。







