音、電磁、重力・・・これらに共通するワードは「波」です。
この世界は、いってみればすべてが「波」である―、これは言い過ぎでしょうか。
月の満ち欠けや潮の満ち引きから人間の脈拍に至るまで、周期性のある波動やサイクルを考えると「波」は私たちの生活の至るところ、そこかしこにあります。
私たちの住むこの日本の四季も、年間を通じた一つの波といってもいいでしょうか。
人生100年は、宇宙単位でいえば、ほんの一瞬にもなりませんが、「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し」、振り返れば、良いこと悪いことの繰り返し、つくづく行ったり来たりです。
悪いことや良いことの定義は人それぞれの価値観によりますが、それでも、悪いことばかりが重なることはあってもずっと続くわけでなく、良いことばかりも重なることはあってもずっと続くこともありません。
人生においても「波」、すべては循環するといってもいいのかもしれません。
◆経済も、株式市場もまた然り
最近の学校の授業ではどうなのか分かりませんが、筆者が学生の頃に教わったことを思い出すと
① 景気は「好況(拡張・拡大)」→「後退」→「不況(収縮)」→「回復」の局面を繰り返す
② 景気循環には、大きく4つ、サイクルの短いものから「キチンの波(在庫循環)」/「ジュグラーの波(設備循環)」/「クズネッツの波(建設循環)」/「コンドラチェフの波(構造循環)」がある
と、まるで生き物のように、よかったり悪かったりを繰り返すものなんだな、と思ったりしたものでした。
さらに、株式市場に...









