【クアラルンプール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中ロなどが参加する東アジアサミット(EAS)首脳会議が27日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。ミャンマー軍事政権が民主派を排除して12月に強行する総選挙が主要議題の一つとなったが、参加国間の意見が対立。会議の成果文書となる議長声明は、総選挙への言及を避ける見通しだ。
2021年2月のクーデターから4年8カ月が経過。共同通信が入手した議長声明案は、ミャンマーの内戦と人道危機に「深い懸念」を表明。暴力の即時停止や当事者間の対話などASEANが求める「5項目の合意」履行を訴えるなど、昨年の首脳会議時とほぼ同じ表現にとどまった。








