映画や岐阜への思いなどを語る濱口竜介監督=5日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 第94回米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督(43)らが5日、日本記者クラブで受賞会見を開き、「映画館に通うのは岐阜の友達と始めた習慣でもあり、岐阜から受けている影響はとても大きい。ドライブ・マイ・カーはもちろんだが、ぜひ映画館で映画を見てほしい。人生を変えるような体験になると思う」と映画や岐阜への思いを述べた。

 濱口監督は小学5年から中学1年まで岐阜市で過ごした。「映画とはこんなに面白いのかということを(岐阜の)映画館で感じた」と、岐阜が自身の原点になっていることを説明。さらに「とてもいい友達ができ、本当に思い出深い場所。2年ごとに引っ越しをするような生活をしていたので、子どもながらにあまり人間関係は深入りしないようにと過ごしていたが、いい友達ができるとこんなに別れがつらいのかと岐阜で思った」と振り返った。

 授賞式など現地で感じたことについては「予算規模が全く違う桁外れな世界。一方で監督たちは個人的な思いに根差して映画を作っていて、そこから出発するのは間違いではないと感じた」と述べた。会見には主演の西島秀俊さん(51)とプロデューサーの山本晃久さん(41)も出席し、受賞の喜びなどを語った。