【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は4日、18〜30歳の男性に1年間義務づけられている兵役に関連し、入隊のための健康や心理の検査を通年で実施できる改正法に署名した。来年から実施される。これまで入隊検査は春(4月1日〜7月15日)か秋(10月1日〜12月31日)の招集の時期に行われてきた。

 入隊検査の期間を分散させることで徴兵事務所の業務の集中を避け、検査の質を高める目的。入隊時期は春または秋のどちらかで従来と変わりはない。

 ロシア政府は、兵役義務で入隊する徴集兵はロシア各地の駐屯地などに派遣されるが、ウクライナ侵攻に動員されることはないと説明している。