【北京共同】中国国家統計局が9日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ0・2%上昇した。プラスは4カ月ぶり。国慶節(建国記念日)に伴う大型連休が昨年より長く、旅行需要が高まったことなどが影響した。ホテルや航空券が値上がりし、サービス価格は0・8%上昇した。
一方、価格競争が激しい自動車など乗り物は1・9%落ち込んだ。食品価格は2・9%下落し、このうち中国の食卓に欠かせない豚肉は16・0%下がった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは1・2%上昇した。
同時に発表した10月の工業品卸売物価指数(PPI)は2・1%低下した。








