畜産農家の負担を軽減しようと、丸紅や日本ハムなどの企業が牛や豚の体重を簡単に推計できるシステムを開発する動きが相次いでいる。家畜の体重の把握は効率的な肥育や出荷時期の調整に欠かせないが、1頭ずつ人の手で体重計に乗せるのは手間がかかり、高齢化や人手不足の中、十分に行われていないのが現状。人工知能(AI)を駆使してサポートする。
丸紅は、黒毛和種やホルスタインなど牛の主要3品種に対応したスマートフォンアプリの試験提供を10月から始めた。
日本ハムは、宮崎大と共同で3DカメラとAIを組み合わせた養豚支援システムを昨年開発した。






