噴火した桜島=16日午前0時58分、鹿児島県垂水市牛根麓から(無人定点カメラで撮影)
 桜島と鹿児島市中心部=2024年3月

 16日午前0時57分ごろ、鹿児島市の桜島・南岳山頂火口で爆発的噴火があり、噴煙の高さは火口から4400メートルに到達した。その後も噴火が続き、気象庁は鹿児島、熊本、宮崎各県の一部に降灰予報を出した。鹿児島県によると、けが人や建物への被害は確認されていない。

 鹿児島地方気象台によると、4千メートル以上の噴煙が上がったのは、昨年10月18日以来。

 今回の一連の噴火では、大きな噴石が5合目まで飛散したが、火砕流は発生しなかった。噴火警戒レベル3(入山規制)は維持する。