【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ当局は19日、同国西部テルノピリにロシア軍の巡航ミサイルによる攻撃があり、集合住宅で火災が発生、少なくとも25人が死亡し、70人以上が負傷したと通信アプリで発表した。当局はがれきの下に生存者がいるとみて救助活動を急いでいるが、死傷者は増える恐れがある。
当局は上層階が吹っ飛び、煙が上がる集合住宅の写真を公開した。ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が18日夜から19日朝に、ウクライナ全土に470機以上の無人機と約50発のミサイルを発射したと明らかにした。全土の負傷者は計100人を超えた。
ロシア国防省は19日、ウクライナ軍によるロシア民間施設への攻撃を受け、ウクライナのエネルギー施設や西部にある長距離無人機の貯蔵庫を極超音速ミサイル「キンジャル」などで攻撃し、目標を達成したと発表した。
クリメンコ内相はテルノピリを巡り、通信アプリで「一人残らず発見し、全ての命を救うことが重要だ」と強調した。







