岐阜市内を走る小さな赤いバス。市が長期の実証運行を行っている自動運転バス「ギフハートバス」です。デザインは、各地の観光列車など公共交通のデザインを手がける水戸岡鋭治さん。11月から12月にかけては、水戸岡さんが手がけた豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」もJR岐阜駅にやってきます。岐阜駅では、高架の「上」でも「下」でも水戸岡さんのデザインの車両が見られることになります。また、岐阜市では近いうちに新たなデザインの自動運転バスが増えます。

東急の豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」。11月から12月にかけて岐阜県内のJR東海道線を走る=10月31日、JR西岐阜駅付近
岐阜市の自動運転バス「ギフハートバス」。車両が加減速などを制御する「レベル2」の車両=11月8日

■岐阜の自動運転バスは目を引く赤色

 11月8日には、水戸岡さんが岐阜市を訪れ、「公共交通フェスタ2025」の会場で、25年度中に登場する予定の新車両のデザインを披露しました。

「レベル4」の自動運転バスのデザインを紹介する水戸岡さん。水戸岡さんが岐阜市で手がけたバスも集まった=11月8日、岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス

 水戸岡さんは78歳。全国各地で公共交通のデザインを手がけ、高い評価を得ています。この記事で紹介する以外で有名なところでは、...