東京都中野区のマンション一室で2024年9月、住人の公認会計士構谷侑也さん=当時(26)=の首にはさみを刺し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた無職佐藤琴美被告(26)の裁判員裁判で、東京地裁は21日、求刑通り懲役12年の判決を言い渡した。
弁護側は「故意に刺していない」と無罪を主張したが、宮田祥次裁判長は傷の向きや深さなどから「上方向からそれなりの力ではさみを振り下ろした」と指摘。被害者に落ち度はなく「同種事案の中でも最も重い責任を負う」と述べた。
判決によると、24年9月16日、構谷さんの左首にはさみを刺し、出血性ショックなどで死亡させた。






