【ベルリン共同】欧州のメディアは24日、ドイツ西部ドルトムントの検察がナチスのヘーマー捕虜収容所で実施された処刑に関与したとして、元看守の男(100)の捜査をしていると報じた。同収容所では旧ソ連の兵士ら少なくとも10万人が監禁され、うち数千人が死亡したとされる。

 1943年12月〜44年9月に捕虜の処刑に関わった疑いが持たれている。ドイツではナチス時代の犯罪の責任追及が続いており、2022年には101歳だった強制収容所の元看守の男に対し禁錮5年の判決が言い渡された。