【ジュネーブ共同】来年3月のミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは、26日で開幕まで100日。国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長(48)=ブラジル=が共同通信のインタビューに応じ「競技面で史上最高の冬季パラになり得ると信じている」と成功に手応えを示した。
―大会の準備状況。
「準備は順調。現地の風景は圧巻で、世界に発信するにふさわしい美しさだ」
―五輪同様、異例の広域開催で行われる。
「国際オリンピック委員会(IOC)と連携し、既存施設の最大限の活用を開催地に推奨している。これは今後のパラで、ますます見られる傾向となるだろう」
―今大会で特にレガシー(遺産)として期待していることは。
「例えばミラノの地下鉄は現時点で5路線中3路線がバリアフリー化されているが、これが全ての路線で障害者が利用しやすくなる。山岳地域でも大きな投資が行われた。観光地が障害者が過ごしやすい環境になり、(施設の)アクセシビリティー(利用しやすさ)向上を求める声があることを理解する助けにもなる」






