静岡県伊東市は26日までに、学歴を巡る問題で失職した田久保真紀前市長(55)について、条例に基づき、退職金の支給を1年間差し止めることを正式決定した。25日付。市が検討を進めていた。田久保氏の退職金は規定により、約5カ月の在職期間で192万3750円と算定されている。
条例では、在職期間中に犯罪の疑いが生じるなどした場合、退職金の支給を一時差し止めることができると定めている。田久保氏は、地方自治法違反容疑や偽造有印私文書行使容疑で告発されており、市は要件に該当すると判断した。
田久保氏は不服申し立てが可能な上、1年以内に起訴されなければ退職金を受け取ることができる。





